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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

新疆--カナス図瓦族


「私一人中国へ強制送還」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「トルファン」の写真を公開しています。

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カザフスタンへは中国人はビザなしで簡単に入れるが、
外国人はビザの取得義務があり出入国審査で引っ掛かって、
中国側の係官が30分ほどしてカザフスタン側へ来た。

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分けの分からない言葉で話していたが、ガイドから私に、
本当に申し訳ありませんがカザフスタンへは入れません。
中国の係官が迎えに来ていますので、中国へ戻って下さいと、
低姿勢だったが、私一人中国へ強制送還される事になった。

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私は詳細な情報を持たず、またビザの申請を上海領事館で、
行って取得していれば、問題なかったのかななどと思った。
だが、バスから降り只一人護送車に乗るのも情けなかった。

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私は良い方へ考え直し、もしこれが事件になっていたら、
日本でも報道されている所で、家族の知る所になり、
ただ500mの道を引き返し、係官と握手をした後、
国境付近の景色を撮影しながら4時間ほどの時間を過ごした。

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「誰にも予期できなかった」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「トルファン」の写真を公開しています。

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カザフスタン側から中国側へ強制送還されたとはいえ、
犯罪を犯した訳ではなく、中国旅行社にとっても、
外国人が突然入っての旅行も少ないゆえに、
誰にも予期できなかったと言っても言い過ぎではない。

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だが、一人取り残され、その昔モンゴルのジンギスハンの、
兵が取り残された事とオーバーラップして意味深長。
4時間の時間が長く感じたが、一人森の中を行ったり来たり。

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私には誰一人サポートとして着いてはくれなかった。
それも当たり前の事であると自分自身妙に納得している。
旅行社にとっても、ホテルの客を迎えに行っただけで、
その中に、日本人がいたがビザの件で45分ほど拘束された。

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他の中国人の旅行客にとっても迷惑な話である。
今回のガイドは、これを教訓に外国人とは同行しないだろう。
また旅行社にも泣きそうな顔で電話連絡していたので、
中国語が話せる話せない問わず、この路線には、
参加させないか、ビザ取得確認の措置が取られる事だろう。

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「4キロを歩いて来た」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「カナス」の写真を公開しています。

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どこの国の国境でも通関検問所があり入境手続きをし、
その国へ入る事ができ、ごく当たり前の事である。
だが、ツアーバスの中の一人の為に皆が迷惑を被り、
その本人も何とも気分の良くない出来事である。

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中国の旅行社もこの路線はこれから先の旅行客には、
十分に注意する事であろうし、ガイドにも徹底され、
今回のような出来事が、再発しないようにしてほしい。
そんな事を考えながら歩いて来たら蒙古ジンギスハンの、
末裔の村へ着いた。4キロを歩いて来たことになる。

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たった一人で村の中へ入って行ったが、昨日食事をした所の、
人達やその子供たちが居たものの、私の姿を見ると、
他の中国人と観光へ行かなかったのか?など心配して、
質問されたが、出来事の内容を話すとそれは残念だったねと、
彼らが自分たちで作ったという独特のお菓子を出してくれた。

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私は次の旅行客のための準備をしているのだろうと思った。
モンゴルの人達と話しをしていると時間が直ぐにたった。
彼らが私に、少し横になり睡眠を取ったらどうですか?
などと、言われたものの一人で眠る気持ちにはなれなかった。

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「チンギスハンの時代」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「カナス」の写真を公開しています。

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チンギスハンの時代はモンゴルの元が中国一帯を支配し、
日本鎌倉時代にも二度の攻撃に遭ったものの台風のお陰で、
大事に至らなかったことは、歴史でも学習し記憶に残る。

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そのモンゴルチンギスハンが新疆へ遠征した折に、
負傷兵や病人また老人を残し去ったが、その時より、
現在までに生き残っている民族が図瓦族と呼ばれる。

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現在では2500人ほどしかいない。この図瓦族が、
発見されたのはまだ10年足らずで、それまでは、
電気も無い獣道で流通路もなく、大変な生活を送っていた。

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ガイドから電話が入ったのが、午後3時過ぎの事。
今何処にいますか?の問いに図瓦族の村に居る事を告げると、
絶対にそこから動かないようにして下さいと慌てた様子。

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「笑うどころか驚いた様子」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「カナス」の写真を公開しています。

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図瓦族の皆と色々な話をしていた所へ、ガイドから、
連絡が入り、モンゴルの村から動かないように、
釘付けされたが、一体いつ来るのか分からずに、
私は時間が勿体無いと辺りを散策して回った。

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歩いて300mほどの所に小学校があり生徒が、
運動場へ出て体操をしているところへ出くわした。
子供たちの表情は何処の国へ行っても同じと感じた。

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道路を通り過ぎ行く人達は、必ず私の横で立ち止まり、
何処の余所者がウロウロしているのかと興味津々。
私はいきなり彼らの方を向いて満面の笑みを見せると、
笑うどころか驚いた様子で慌てて先を急ぎ、少し進むと、
また私の方を見ながら雑談をしていた。

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ガイドたちを乗せたバスはまだ来なかった。
一体何をしているのかと気になったが、更に歩いて、
色々な所を見ておこうと先を急いだ。

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「扁吻魚の塩焼きを食べた」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「ブルジン」の写真を公開しています。

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カナスのモンゴル図瓦村でガイドたちと落ち合い、
ブルジンまでの帰路に着いたがツアー客達は皆さん、
疲れた様子で、面白かったですか?の質問に、
行かない方が良かったかもしれないですよと、
私に気を遣っている様子が伝わってきた。

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逆に中国人たちから、4時間以上何をしていたのですか?の、
質問に、色々な所を見て回り、それぞれの人達と語らい、
楽しい4時間でしたよと伝えると、カザフスタンでは、
中国語が通じない人が多いので、面白くなかったそうだ。

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皆は私も含めて、疲れが出てきたのか、ブルジンまでの、
道のりを殆ど眠ったままのような感じがした。
途中のトイレ休憩でもバスの中で寝ている人もあった。

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写真はブルジン市内のホテルの前とホテルの横にある、
中国各地のお食事処が店を出していた。
私は新疆で獲れる扁吻魚の塩焼きを食べたが上手かった。
魚の塩焼き方法は中国では珍しい。殆どが蒸す料理法である。

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